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最後の一葉
色づいた葉もほとんど落ちて、冬本番です。
わずかに残る葉を見て、Oヘンリーの小説「最後の一葉」を思い出しました。
病気がちな主人公の女の子は、アパートの部屋の窓からみえるツタの葉がたった1枚残っている儚さと自分の命を重ね合わせ、この葉が落ちる時に自分も死ぬと思い込んでいました。
それを知った同じアパートに住む老人が、ある嵐の夜に落ちてしまった葉のかわりに葉の絵を描いて女の子の希望をつなごうとしました。
翌朝、その葉を見て、女の子は生きる希望を持ったのですが、老人は嵐の中での作業がたたって亡くなってしまいました。
この後、主人公はどんな人生を送ったのか。
怖いのは、人間の思い込みです。老人が葉を描かなかったら本当に主人公は死んでいたかもしれません。自分が追い込まれた時、困難に直面した時にも広く物事を考え判断して乗り越えられる力を身につけたいものです。