「銀歯とセラミックって、見た目の違いだけですか?」
これは非常によくいただく質問です。
確かに、
銀歯は金属色、セラミックは白く自然。
見た目の違いはわかりやすい部分です。
しかし本当の違いは、
“素材の性質”と“口腔内環境への影響”にあります。
【① 即日修復ができるかどうか】
銀歯は型取りをして技工所に依頼するため、
通常は1〜2週間後の装着になります。
その間は「仮蓋」で過ごします。
仮蓋の期間中は、
・外れやすい
・隙間ができやすい
・細菌感染のリスクがある
といった問題が起こる可能性があります。
一方、セレックセラミックは
条件が整えば即日修復(1dayトリートメント)が可能です。
仮蓋期間を短縮できることは、
感染リスクを下げる意味でもメリットがあります。
【② 清掃性の違い】
セラミックは表面が非常に滑沢です。
・汚れが付着しにくい
・歯肉への刺激が少ない
・炎症が起こりにくい
という特徴があります。
その結果、
・歯周病リスクの軽減
・口臭予防
にもつながります。
銀歯は表面に細かな傷が入りやすく、
汚れが付着しやすい傾向があります。
【③ 対合歯への影響】
銀歯は硬度が高く、
場合によっては噛み合う歯を摩耗させることがあります。
セラミックは設計と調整次第ですが、
歯との調和を考えた咬合設計が可能です。
【④ 経年変化】
銀歯は時間とともに
・黒ずみ
・金属色の露出
・歯ぐきの変色
が起こることがあります。
セラミックは変色しにくく、
長期間自然な色調を保ちやすい素材です。
【では、銀歯はダメなのか?】
そうではありません。
強度が高く、
奥歯で力が強い方には適している場合もあります。
大切なのは、
「見た目」だけでなく
「長期的な口腔環境」まで考えることです。
【当院の考え方】
当院では、
セレックセラミック
ゴールド
CAD/CAM
銀歯
それぞれの特性を説明した上で、
“その方の噛み合わせ・生活背景・清掃状態”
を考慮してご提案しています。
次回は、
「即日修復(1dayトリートメント)は本当に安全なのか?」
について詳しくお話しします。